本記事では、東京学芸大学附属国際中等教育学校(以下、学芸国際)の学校概要や帰国生入試の情報をご紹介します。
帰国生入試については、学芸国際の偏差値や合格ラインも詳しくご説明していますので、受験をお考えのご家庭はぜひ参考になさってください。
今後の進路を検討される際の一助となれば幸いです。
目次
東京学芸大学附属国際中等教育学校について
学芸国際は、幅広い地域から帰国生を受け入れている中高一貫校です。
入試では、外国語作文、日本語作文、面接が課されます。
外国語は英語に加え、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国・朝鮮語から選択できるため、英語以外の言語で受験できる希少な学校の一つです。
日本語・英語以外の言語に強みを持つ帰国生には、選択肢の一つとなるでしょう。
学芸国際の大きな特徴として、国際バカロレア(IB)加盟校である点が挙げられます。
高校2年生から希望者は、IBディプロマ・プログラム(DP)を履修することが可能です。
日本語でDPを学べる中高一貫校は全国的にも限られているため、IBに興味があるご家庭にとってはおすすめの学校です。
また、IBを選択しない場合でも、一部の教科(数学や社会など)を英語で学ぶイマ―ジョンプログラムが用意されています。
東京学芸大学附属国際中等教育学校の基本情報
以下に、学芸国際の基本情報をご紹介します。
東京学芸大学附属国際中等教育学校の基本情報 | ||
所在地 | 〒178-0063 東京都練馬区東大泉5-22-1 >>Googleマップ |
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募集人数 | 約60名(A方式:約30名、B方式:約30名) | |
受験資格 | 公式HPをご確認ください | |
受験料 | 5,000円 |
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東京学芸大学附属国際中等教育学校の偏差値
以下に、学芸国際の偏差値をご紹介します。
東京学芸大学附属国際中等教育学校の偏差値 | |
男子 | 女子 |
54 | 54 |
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東京学芸大学附属国際中等教育学校の選考方法
以下に、学芸国際の選考方法をご紹介します。
東京学芸大学附属国際中等教育学校の選考方法 | ||
入試科目 | 【A方式】 外国語作文・基礎日本語作文・面接 【B方式】 適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ・面接 |
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試験時間 | 【A方式】 8時50分:開場 8時50分〜9時40分:受付 10時〜10時45分:外国語作文 11時25分〜11時55分:基礎日本語作文 11時55分〜12時40分:昼食 12時50分〜16時30分(予定):面接 【B方式】 8時50分:開場 8時50分〜9時40分:受付 10時〜10時45分:適性検査Ⅰ 11時10分〜11時55分:適性検査Ⅱ 11時55分〜12時40分:昼食 12時50分〜16時30分(予定):面接 |
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配点 | 【A方式】 外国語作文:85点 基礎日本語作文:15点 面接:50点 【B方式】 適性検査Ⅰ:50点 適性検査Ⅱ:50点 面接:50点 |
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2025年度:東京学芸大学附属国際中等教育学校の入試結果
以下に、2025年度の学芸国際の入試結果をご紹介します。
2025年度:東京学芸大学附属国際中等教育学校の入試結果 | ||||||
受験者 | 合格者 | – | ||||
A方式 | B方式 | 合計 | A方式 | B方式 | 合計 | 倍率 |
139 | 108 | 247 | 34 | 32 | 66 | 3.7 |
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東京学芸大学附属国際中等教育学校の合格ライン
学芸国際の帰国生入試の得点は公表されていません。
ただし、過去の受験者データや入試概要から、合格の目安となる点数を推測することは可能です。
入試倍率が約4倍といわれる学芸国際の試験では、85点という高い配点が設定されている外国語作文が、合否に大きく影響します。
この外国語作文をどれだけしっかりと仕上げられるかが、結果を左右します。
7割以上の得点を目指すことが、合格に向けた重要なポイントになるでしょう。
東京学芸大学附属国際中等教育学校を志望校に検討する方へ
学芸国際は、帰国生にとって言語や文化の壁を感じさせない、きわめて柔軟な学習環境が整った学校です。
IBプログラムに対応している中高一貫校はまだ限られており、その点でも同校は注目に値します。
一方で、入試では英語だけでなく、フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・韓国・朝鮮語といった多言語での受験が可能な点は、他校にはないユニークな特色と言えるでしょう。
外国語作文をはじめとする記述式問題や面接が課され、個々の表現力や思考力が重視されます。
単なる語学力にとどまらず、「何を、どう伝えるか」という視点が求められるのが、学芸国際の帰国生入試の難しさです。
本記事が、学芸国際への受験を検討するご家庭にとって、具体的な対策や準備のヒントになれば幸いです。